HISTORY
中込呉服店(創業不明)が甲府市橘町18番地(現在の甲府市丸の内1-8-5)で営業。この場所は山梨県庁舎がこの一画(甲府中学の跡)に新築移転(1930年)するまで、甲府城追手門の西側にあたる堀であり、県庁舎の新築移転に伴い埋め立てられた場所である。戦後、平和通りが完成するまでは、甲府駅から南下した駅前通りがこの附近で突き当たり、左折して錦町通りにつながる地点の角地に当たっていた。
1945年(昭和20年)
7月の甲府大空襲で中込呉服店(コンクリート2階建て建物)が焼失。
1948年(昭和23年)
12月27日に個人営業であった中込呉服店を法人組織に改組して株式会社中込百貨店(資本金100万円)を設立。以後数回の増資により資本金5000万円になる。
1951年(昭和26年)
木造3階建て店舗を建設し百貨店営業を本格化。
1956年(昭和31年)
11月にスーパー部門を分離し、株式会社中込(資本金500万円)を設立。以後数回の増資により資本金5000万円になる。
1960年(昭和35年)
11月に株式会社中込百貨店不動産部(資本金1000万円)を設立。
1965年(昭和40年)
最隆盛時、百貨店1店舗、スーパー24店舗、全従業員約380名で盛大に営業展開。
1969年(昭和44年)
5月、創始者、中込良が病魔に侵され入院(昭和49年4月死去)。
1971年(昭和46年)
木造店舗を解体し総工費25億円で大型店を建設。
1973年(昭和48年)
3月にアーバンなかごみ(地上8階、地下3階)としてリニューアルオープン。ガラス張りのエレベータが特徴。中込享が社長に就任。
1974年(昭和49年)
7月より株式会社西友ストアーと提携し15億円の融資を受ける。中込百貨店の建物を借りて西友80%、中込20%の株式会社中込西友(資本金1000万円)を設立。
1975年(昭和50年)
3月7日に3社で会社更生法を申請(負債38億円)。4月30日更生手続き開始決定。スーパー7店舗を閉店、従業員186名退社。
1978年(昭和53年)
9月にスーパー5店舗を休業、従業員77名退社。
1979年(昭和54年)
10月2日に3社合併(存続会社は中込百貨店)し、社名を株式会社なかごみ(甲府市緑が丘1-2-16、代表堀内清寿)にする。
1980年(昭和55年)
決算月を7月に移行。
1986年(昭和61年)
社長に中山典村(テレビ山梨社長)が就任。本社をUTY会館(甲府市湯田2-9-8)に移転。
2000年(平成12年)
社長に入倉吟二(イリックス社長)が就任。会長に金丸康信(テレビ山梨社長)が就任。
2001年(平成13年)
株式会社イリックスが大株主になり経営に参画。
2005年(平成17年)
1月に本社をUTY会館からイリックスビル(甲府市中央1-12-37)に移転。
2011年(平成23年)
1月に節税の為、資本金を2億円から1億円に減額。
2016年(平成28年)
社長に入倉修が就任。監査役に入倉吟二が就任。
2019年(平成31年)
太陽光による発電事業を開始。